大分銘菓といえば「ざびえる」が有名ですが、実はもうひとつ、名前のインパクトで気になってしまうお菓子があります。それが、キリシタン大名・大友宗麟の洗礼名を冠した「ドン・フランシスコ」。
以前は手頃な価格で購入できた印象がありますが、近年は原材料高騰の影響もあり価格が改定されています。では、今の価格でも「選ぶ価値があるお菓子」なのか?実際に食べた感想を、正直にまとめました。
ドン・フランシスコ
キリシタン大名・大友宗麟の洗礼名を冠した大分銘菓「ドン・フランシスコ」。南蛮と和の調和が生み出した銘菓。外側の生地は、ヨーロッパ産のアーモンドペーストを使用したアーモンドサブレ。甘酸っぱいブルーベリーに甘いメロンを隠し味に練り込んだブルーベリージャムと、角切りにしたリンゴジャム。クレームダマンドの生地に自家製ジャムを重ねて焼き上げた、南蛮の香り漂うお菓子です。
おおいたきぶん

箱のデザインがお洒落です。黒と白でなんだかバンダナでありそうな柄ですね。

ブルーベリー味が3個、リンゴ味が3個の計6個入り。

ブルーベリー
《ブルーベリー》原材料は、小麦粉(国内製造)、砂糖、全卵、マーガリン、アーモンドプードル、水飴、メロンピューレ、卵白、ブルーベリー、アーモンド加工品、ショートニング、白いんげん豆、還元水飴、アプリコットカーネルペースト、バター、脱脂粉乳、澱粉、梅ピューレ、転化糖、牛乳、梅ピューレ、洋酒、植物油脂、ぶどう酢/甘味料(トレハロース、ソルビトール)、加工澱粉、ゲル化剤(ペクチン)、酸味料、乳酸Ca、香料、膨張剤、乳化剤、酸化防止剤(V.E)、カロチン色素、調味料(アミノ酸)、保存料(ソルビン酸K)、(一部に卵・乳成分・小麦・アーモンド・大豆・バナナ・リンゴを含む)。

《ブルーベリー》1個あたりエネルギー95kcal/たん白質1.5g/脂質4.2g/炭水化物12.8g/食塩相当量0.03g。(推定値)
メロンが隠し味に煉り込んだ自家製ブルーベリージャムが入ったブルベリー味。

ブルーベリーは、どこか食べたことがある味わい。もう少し生地がしっとりしている方が個人的には好みですが、程よい甘さで、ちょっとした休憩にピッタリな大きさ。
派手さはありませんが、甘さ控えめでクセがなく、年配の方や甘いお菓子が苦手な人にも渡しやすい味だと思います。

リンゴ
《リンゴ》原材料は、小麦粉(国内製造)、リンゴ加工品(リンゴ、砂糖)、砂糖、全卵、マーガリン、アーモンドプードル、水飴、卵白、アーモンド加工品、ショートニング、アプリコットカーネルペースト、バター、脱脂粉乳、澱粉、梅ピューレ、転化糖、牛乳、バナナピューレ、洋酒、植物油脂、シナモン/甘味料(ソルビトール、トレハロース)、加工澱粉、ゲル化剤(ペクチン)、膨張剤、香料、乳酸Ca、酸味料、乳化剤、酸化防止剤(V.C、V.E)、カロチン色素、保存料(ソルビン酸K)、(一部に卵・乳成分・小麦・アーモンド・大豆・バナナ・リンゴを含む)。

《リンゴ》1個あたりエネルギー96kcal/たん白質1.4g/脂質4.2g/炭水化物13.0g/食塩相当量0.03g。(推定値)
リンゴ味には角切りされたリンゴが入っていてこれが食感のアクセントに。

リンゴは、思ったよりもリンゴ感は軽め。角切りリンゴが入っているのですが、もう少しリンゴ感が感じられる方がいいかなと思いました。ブルーベリーよりも甘さが控えめに感じました。
フルーツ感を期待すると物足りないですが、焼き菓子としてはバランス重視の仕上がり。万人向けを意識した味設計だと感じました。

※価格について
ドン・フランシスコは、原材料価格の高騰などを受けて、以前から価格が改定されています。現在の販売価格や在庫状況については、菊家の公式ショップ(楽天市場)をご確認ください。
2種類の味がイイね
ドン・フランシスコは、以前のような“気軽なお菓子”という位置づけから、
現在は「きちんとした場面でも使える地方銘菓」へと立ち位置が変わってきた印象です。
派手さはありませんが、
・公式ショップでの安定した販売
・JAL MALLでの取り扱い
・甘さ控えめで万人向けの味
これらを踏まえると、失敗しにくい大分土産として、今も十分に選ぶ価値のあるお菓子だと思います。


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